この記事では、中国語の効果的な勉強の仕方について紹介します。重要なことは2点「正しい発音をマスターすること」「品詞の種類・役割を理解すること」です。なぜこの2点が重要なのでしょうか。一緒に見ていきましょう。
正しい発音をマスターすること
中国語が難しいといわれている原因の1つに「四声」というものがあります。簡単に言うと、日本語のアクセントに近いものです。初心者が始めに習うのは「ma」という音を使ったものです。中国語のことを少しでも知っている人にとっては有名な話ですが、改めてご紹介します。
「ma1」妈(お母さん)
「ma2」麻(しびれる)
「ma3」马(馬)
「ma4」骂(ののしる)
トーンが違ってしまうとお母さんやしびれる、果ては罵るという意味にもなってしまいます。これ以外にも四声が出来ないと意味が伝わらず、読み書きは出来ても聞き取れない・話せないという状態になってしまいます。伝わらなくては言語を勉強しても意味がありません。
また四声のほかにも中国語には母音がたくさんあります。これらの音もマスタ―しなければなりません。ちょっと難しいかもしれないですよね?
そんな時はこの本をお勧めします。
この本は発音に関しての説明が豊富で口の形の作り方が載っているだけでなく発音のCDもついているため、音を聞きながら確認することができます。
なぜ私が正しい発音を身に着けることを重要視しているかというと、高校時代に英語の先生に言われた次の言葉が身に染みているからです。
聞き取れない音は発音出来ない、ゆえにリスニングのできない人はスピーキングもできない。
漢字では読めても発音が分からなければ会話で聞き取ることや話すことはできません。大変ですが、最初から発音をきちんと身に着ければ怖いものなしです!
品詞の種類と役割を理解すること
中国語でも英語でも、外国語を学ぶ上で2つ目に重要なのが「品詞の種類・役割」です。 なぜなら品詞が分からなければいつまでたっても正しい文章の順に単語を並べることができないからです。たとえ2000単語知っていたとしても、これでは宝の持ち腐れです。
なぜ私が品詞の種類・役割を知ることを強調するのかと言うと、高校時代の私が英語の品詞が分からなくてつまづいた経験があるからです。中学の英語ではそこそこの成績をとっていたので、高校でも何となく成績が取れると思っていましたが「文法」というものが登場してから全く分からなくなってしまいました。副詞がどうとか、形容詞がどうとか先生の話が全く分からなくなりました。
例えば英語だと「SVO」や「SVOO」「SVOC」など定型がありますよね。これらは聞いたことのある人が多いと思いますが、主語にはどんな品詞が、目的語にはどんな品詞がなれるのかが分からないと単語の順番がめちゃくちゃになってしまい、何が書いてあるのか分からない文章が出来上がってしまいます。
まとめ
今回は中国語を学び始めたころに意識していた「正しい発音をマスターすること」と「品詞の種類・役割を正しく理解すること」の2つをまとめました。この他にも皆さんにお伝えしたいことは山ほどありますが、また日を改めて紹介したいと思います。最初はこの2つから基礎を固めていきましょう。