中国語の試験といえば「中国語検定」か「HSK(汉语水平考试)」を多くの人があげると思います。今回私はHSK5級の网考(パソコンでのテスト形式)を受験してきました。その勉強に役立ったアプリについて紹介します。
HSK(漢語水平孝試)とは
まず始めに「HSK」とはどんな試験なのかについて確認しておきましょう。
HSK日本実施委員会によれば以下のように紹介されていました。
HSKは中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)直属の機関である「孔子学院总部/国家汉办」が主催し、中国政府が認定する資格です。(主催団体は、中国政府教育部 孔子学院总部/国家汉办)
そのため、HSKの成績報告は、中国国内だけでなく、日本国内、そして世界中で公的証明として活用することができます。
引用元: HSK日本実施委員会
中国語検定の1種であり、英語でいうところの「TOEIC」と似ている試験です。HSKを持っていれば中国留学の際に奨学金がもらえることもあります。
私の行っていた山西大学でもHSK4級から奨学金制度があり、4級は部分的な学費・寮費免除、5級を取れば学費・寮費ともにすべて免除でした。
HSK5級のレベル
今回私が受験したのは「HSK5級」でした。念のためにレベルを併記しておくと
中国語の新聞や雑誌が読めるだけでなく、中国の映画やテレビも観賞でき、さらに、中国語でスピーチすることができる
引用元:HSK日本実施委員会 各級の紹介 筆記5級 より ただ、私が今回受験したのは「网考(パソコンによる試験)」だったので筆記ではありませんでした。本来なら筆記にすればよかったのですが、HSK4級を受験した際に筆記だったので、今回はパソコン試験でやってみたいと思い受験しました。
HSK5級の教科書・アプリ
私が使っていたのは新HSK5級単語トレーニングブックとリスニングブック、HSKのアプリを使っていました。
合格奪取! 新HSK5級トレーニングブック [リスニング問題編]
- 作者: 盧尤
- 出版社/メーカー: アスク
- 発売日: 2018/07/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この2冊を主にやっていました。単語に関しては1日○○単語覚えるということをしていましたが、電車での移動時にリスニングができないかとアプリを探して試行錯誤していました。その時に探し当てたのが「HSK Online」です。
このアプリの特徴は大きく3つあります。
- 作文対策ができる
- 1度買えば永久にVIP会員
- 模擬試験10回分・過去問15回分
作文対策ができる
そこそこ中国語力のある人にはおすすめです。アプリ上から「10回分・3回分・1回分」のうちから購入することができ、ネイティブの中国人の先生がチェックとコメントを付けて返信してくれます。
1度買えば永久VIP会員に
2つ目の「1度買えば永久にVIP 会員」についてですが、こちらをご覧ください。1か月から永久プランまでありますが、長期的に中国語を学んでいくという人は「永久VIP」をおすすめします。月ごとに支払うのではなく1度に払う形にはなりますが、HSK1~6級まですべて学べます。
過去問15回分・模擬試験10回分がついてくる
またVIPになるとHSK1~6級まで学べます。
リーディングやリスニング、単語練習、模擬試験が10セット、過去問が15回分自由に使えます。日本語版になっているので使うのは難しく無いですが、単語の翻訳がもう一歩な感じがするので気になった単語は辞書で調べることをお勧めします。
まとめ
今回はHSKの紹介とおすすめの本・アプリの紹介をしました。中国へ留学・就職したいという人はHSKの受験を考えている人もいると思います。皆様の中国語学習が充実することを願っています。