中国をはじめインターネットが規制されている国は世界にいくつかあります。今回私が取り上げるのは、1年間の留学中にお世話になったVPNサービスの1つ「ExpressVPN」を紹介します。中国で使う際の注意点もまとめておきますので、これから中国へ行く人は必読です。
VPNとは?
簡単に説明すると中国国内でのインターネット規制を飛び越えるためのソフトのことです。(御幣がありますが)パソコン自体は中国国内にあっても接続先を国外(例えば東京)にすることで、中国国内のネット検閲を回避することができます。これによって中国国内で規制されているサービスにアクセスすることができます。
VPNが無いとどうなるの?
VPNについて簡単に理解ができたと思いますが、実際にVPNが無い状態でWebサービスを使うとどうなるでしょうか。Googleに関連するものがすべて使えなくなります。TwitterやFacebook、Instagram、Youtubeも当然使用不可能です。(余談ですが旅行中にブログを書こうと「はてなブログ」を開こうとしましたが開けませんでした)
中国国内で使えるのは「Baidu」と「Weibo」の2種類になります。もし中国国内でも日本と同じように使いたいならVPNの導入を強くおすすめします。
ExpressVPNをすすめる理由
実は留学に行く前にいくつかVPNサービスを契約していきました。
- ExpressVPN(有料)
- VyprVPN(有料)
今回紹介する「ExpressVPN」のほかに「VyprVPN」というサービスも契約していました。今回はそのうち前者を紹介します。
ExpressVPNは対策スピードが速い
2019年3月1日から山西省の太原市に旅行で来ていますが、旅行中の3月5日に全人代(全国人民代表大会)が開催されていました。中国では重要な国の会議の前後にはVPNが繋がりづらくなる傾向にあります。しかし、このブログを書いている3月6日現在には繋がりづらさは解消されています。規制の強化などトラブルがあっても1日でつながりやすくなる対応スピードの速さは非常にありがたいです。
中国内陸部からでもアクセスが良好
サーバーの選択によりますが、内陸部の山西省太原市でも問題なく使用することが出来ました。時々接続が切れることもありますが設定によっては自動で再接続してくれるので操作が煩わしいこともありませんでした。
30日分が無料でもらえる
ExpressVPNでは友人紹介キャンペーンをやっています。紹介した人と購入した人にはもれなく30日分が無料でプレゼントされます。1年単位で買うこともできますが、試しに1か月分だけ使ってみたいという人にはおすすめです。
下記のリンクから購入をすると無料で30日分がもらえます。試しに1か月だけ購入してみて使いやすかった場合でも実質2か月使えるのでお得です。
ExpressVPNを設定する際の注意点
中国でVPNを使用するにあたって、日本でやらなければいけないことがいくつかあります。面倒だとは思いますが、この設定をしておかないと、折角お金を払ったのに現地で使えない事態になるので要注意です。
メールは中国国内からでも使えるものに設定する
管理画面にログインする際に認証コードが送られてきます。この認証コードはExpressVPNの管理画面に入るために必要なものです。もしgmailなど中国国内からアクセスのできないアドレスを設定してしまった場合、メールアドレスに送られてきた認証番号を入力できず管理画面にログインすることができなくなってしまいます。
日本にいる間にログインすること
日本にいる間にアプリやソフトにログインしておきましょう。現地で初めてログインしようとするとサイトにアクセスできなくてログイン失敗することが稀にあるので、必ず日本にいる時にログインしてから行きましょう。
ミラーサイトのアドレスを控えておくこと
いくら備えていてもトラブルは付き物です。特に中国では規制が厳しくなり繋がりづらくなることもあります。状況を確認したりアップデートするためにはサイトにアクセスしなければいけません。加えて中国で使えるBaidu(中国版Google)ではExpressVPNが検索できません。必ずミラーサイトをブックマークしてから行きましょう。
中国からアクセスできるか分からない場合にはこちらのサイトからURLを入力してチェックしてみましょう。
ExpressVPNの料金プランと解約方法
料金プラン
ExpressVPNのプランは以下の3通りあります。
- 1か月プラン(月額$12.95=約1500円)
- 半年プラン(月額$9.99=半年で約$60=約6700円)
- 1年間プラン(月額$8.32=1年間で約$100=約11000円)
1か月単位で比較すると最も安いのは1年間プランですが、短期間で行く人は1か月プランをおすすめします。お金をかけるのが嫌という人もいますが、無料VPNサービスでは通信内容を読み取られてしまう可能性もあり、あまりお勧めはできません。暗証番号やクレジットカード番号等流出する可能性も0ではないため、あくまでも有料VPNサービスに繋がらない際の緊急避難として使うくらいのほうがいいでしょう。1500円でGoogle等のwebサービスにアクセスできるのなら払う価値は十分にあると思います。
解約方法
基本的にExpressVPNの契約は自動延長です。そのため、自動更新を停止しないと永遠に購入を継続することになってしまいます。例えば月額プランを購入した際には月額購入プランが、年間購入プランを購入した際には年間購入プランが自動的に購入されてしまいます。使わなくなったら必ず停止しましょう。
解約の方法は簡単です。まずExpressVPNにログインしましょう.
ログインしたら「サブスクリプション」を探す
管理画面に行くので「サブスクリプション」という欄を探してください。その欄の中にある「管理設定」を探してください。
「Turn Off Automatic Renewal 」をクリック
管理設定に入るといきなり英語ですが安心してください。「Turn Off Automatic Renewal(自動更新をオフにする)」をクリックしましょう。
この後何度も「Turn Off Automatic renewal」が表示されますが、粘り強く押し続けてください。2回ほど押すことになるかもしれませんが、頑張ってください!
解約完了画面
「自動更新をONにする」と表示されれば解約完了です。
まとめ
今回は私が中国で使っていたVPNサービス ExpressVPNの紹介と注意点についてまとめました。時々繋がりづらくなる事もありますが、対策が非常に早いこと、内陸部でもアクセスしやすいことがおすすめのポイントです。紹介キャンペーンとしてリンクから購入すると30日分無料で受け取れるので、中国にて長期間利用する人は購入することをお勧めします.解約方法は途中から英語でたじろぐ人もいるかもしれませんが、「Turn Off Automatic Renewal」を押して解約しましょう。