今回は「中国語ド初心者」だった私が中国奥地の片田舎へ放り込まれた留学についてご紹介します。「外国語=英語」というイメージが強い日本ですが、現地では全く通じませんでした・・・。
中国のどこに留学へ?
私が行った都市は「山西省太原市」という、北京から新幹線(中国語では高速鉄道)で3時間半行った奥地にあります。
初めて聞く方も多いと思うので、まずは地図で確認してみましょう。
東には中国の首都北京、そして大気汚染で一時期有名だった石家庄が。
(地図で見ると西安は近そうですが、バスで行くと8時間かかります)
日本からの行き方
日本から行くには北京か上海経由で国内線に乗り継ぎ太原の武宿空港(ウス空港と読みます)に行くか、北京から高鉄で3時間半ほどで太原南駅に行きます。
武宿空港については「中国の空港は地元愛が半端なかった~武宿国際空港」にまとめました。北京や上海の国際空港と違い、のんびりとした雰囲気の空港なので覗いてみてください。
「英語とフランス語が話せます」
大学の友人によく聞かれました。それも会う人会う人全員に言われたんです。
友人:「じゃいたんって第2外国語中国語だったっけ?」
私:「ううん、フランス語」
友人:(ん?中国ってフランス語圏だったっけ?絶対ちがうよな。あ、これ就活うまくいかんかったから海外逃亡してくるやつや。聞いたらあか ん。聞かないようにしよ・・)「すごいねー」
私:(絶対就活から逃げてると思われてるやん。ていうか、中国語やってない時点でお前何しに中国行くんって絶対思われてるでしょ!)「・・・・」
去年の4月ごろは完全こんな感じでした。友人からすると
「なにこいつ就活の時期にこっちは忙しいっていうのにのんびり大学来て過ごしているんだよ。まじ邪魔」
程度には思われていたと思います。
そんなこんなで、卒業論文で中国と日本に関する比較をしたいと教授に伝えたところ
「私の教えている大学院のクラスに中国人の留学生がいるから、参加してごらん」
といわれ、実際に行きました。
そこで出会った中国人の学生に「山西省ってどんなところ?」と聞いてみたところ、
「あなた、そんな田舎なところに行くの?! 北京か上海のほうがイイよ!」
と言われる認識の場所でした。
私:(これ、ワンちゃん死ぬんでないか?生きていけるか知らんけど、まいっか)
ということで
現地に関する情報は観光案内程度で、
生活や留学に関する日本語の情報は全くありませんでした。
ちなみに、北京、上海、武漢、大連など日本企業が多く進出している都市は第1級都市として扱われています。
詳しく知りたい方は以下からどうぞ!
留学に行ってて出会った日本人は10人弱くらいだったので、語学環境としては非常に良かったです。
次回は銀行口座を開きに町へ繰り出します。